東京-電車の中で痴漢に会ったり、大人の男性からいやらしい目でじろじろ見られることにうんざりしたタケダ・アキエさん(17)は日本の若者にセクシャル・ハラスメントや性的搾取についての意識を高めてもらおうと、立ち上がった。
「大人たちでさえ子どもの権利を守ることの重要性を十分にわかっているとはいえないこの国で、若者の意識を高めるのは難しいと思います。これはわたしたちの社会に潜む根深い性差別に挑む戦いなのです」とタケダさんは言う。
「児童搾取は長い間タイ北部で重要な問題でした。ただ表立って語られなかっただけです」と少女センターの責任者、28歳のナトナリ-・ルアンモイ通称ロイは言いました。
彼女は自分の友人が中学卒業直後にタイ南部の売春業者に売られたときの思い出を語ります。「友達が泣きながら両親に自分を売春婦にさせないでと頼んでいたことが忘れられません」と彼女は言いました。
「最初私は何か社会的な活動をしたいと漠然と思っていました」と18歳のアンカナ・ジュンタ通称ノックは言いました。「ボランティアであちこち旅をしている友達を見て、彼女みたいになりたいと思っていたのです。」
「でもこのグループに入って以来思ったよりずっと多くのことを仲間から学びました。私は売春やエイズや麻薬について沢山の問題があることに気付きました。」
ひとつの寸劇は、タイの子供たちが高収入を得ようと労働者としてバンコクへ出てくるストーリーだ。もう一つの寸劇
のシナリオは、男性教師が女子学生を乱暴し始める。彼女の友人は、・ったことを校長に話し、そして教師は解雇さ
タイ:子どもを性産業から救うためホテルが立ち上がった
19歳のデュエンさんは5月、バンコクのパン・パシフィック・ホテルで20週間の研修を始めた。洋服屋になるという
研修のほかに大きな意味が・る。それは性産業の世界に二度と戻らないということだ。デュエンさんは静かな口調で
プノンペン―ボパ (仮名)は15歳。農家の長女だ。ある日、ソク・ソンと名乗る男が両親を訪ね、$100払うので、ボパに仕事を世話させてくれ、と頼んだ。イヤリングやネックレスなど、彼女のほしい物はすべて用意するから、と約束した。仕事はプノンペンにいる男の親類の家で炊事と掃除をするだけ。そうすれば家族は楽に暮らせるという。
両親を説得するのは簡単だった。2日後、両親は娘を奉公に出すことに同意。もちろんそのことが娘を不幸にするなど、夢にも思わなかった。
プノンペン――クンテア(仮名)はまだ9歳。大人でさえ裁判は緊張することなのに、彼女は4月以降4回も、弁護士の立会いなしにたった一人でカンボジア南部タケオ州の地方裁判所の法廷に立たなければならなかった。
「とっても怖かった」と少女は振り返る。「何がどうなっているのか、全然わからなくって、心細くて泣きそうになったの」とプノンペンの子どものためのシェルターでぽつりぽつりとクンテアは話した。
ケソンシティ、フィリピン――「みんなで輪になろう!まんまるい輪になろう!」ケソンシティのディリマン地区ピニャハン村に子ども達の歌声が響き渡る。生徒の一人が朝の祈りを捧げ、みんなで歌を歌ったら、授業の開始。子ども達の目はきらきら輝いている。
先生が宿題を集め始めると、子ども達は競ってカバンから宿題を取り出し、先生に渡す。「子ども達は本当に熱心です。時には言われた以上のことをやってくるほどです」とボランティア教師のガレット・デパズさんは言う。
つばを後ろにしてかぶった野球帽、ブロンドに染めた髪、ピアスした右耳。エドウィン(実名ではない)はマニラの多くのショッピング・モールでぶらつくティーンの典型のように見える。
午後5時。彼はエスカレーターに乗り、ショッピング・モール3階へ移動。ここは、フィリピンの首都にある混雑したモールの一つ。エドウィンと似たような格好をした少年や最新ファッションに身を包んだ少女が沢山いる。取り交される挨拶には暗号が使われる。軽くうなずいたり、ウィンクをしたり、野球帽を傾けたり。まわりの通行人はほとんど気がつかない。少女らは近くのカラオケTVバーやカフェにたむろする。少年らはモールじゅうに設置されたスチール製レールの側に立っているを好む。煙草を吸っている子も数人。
この一見何の問題もなさそうな光景。 が、エドウィンがそうではないことを指摘する。カラオケ・バーにもカフェにも中年の男がおり、やがて少女が近寄ってきてビールを一、二杯一緒にかわす。30分後、中年男と少女は組になって店を後にする。 その間、少年らはその様子を眼で追うか携帯電話にメッセージを書き込むのに忙しい。「あの子達は、少女を買いたがっている誰かと交渉中なんだ」とエドウィンが説明する。「今では取引を隠すのがずっと簡単になったんだ」。 スキー帽をかぶった背の高い少年の脇に男が立っている。ポン引きはあいつだよ、今、売春宿と連絡をとっているのさ、そうエドウィンが言う。
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Inter Press Service

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ストックホルムから五年
「机上の空論」にとどまる各国政府の対策
性産業に巣くう略奪者の手から数百万の子どもを守るため、各国政府は財政、政治両面でより確固とした「決意」を示す必要に迫られている。これを怠ることは即ち、「第一回子どもの商業的性的搾取に反対する世界会議」(一九九六年、ストックホルムで開催)で、百二十二カ国の政府が採択した宣言を反故にすることを意味する。
地球規模の取り組み必要
ネット上の子供虐待対策
最近、インドネシア警察当局が幼児ポルノを取り扱うウェブサイトを摘発対象にした。米国政府関係者が今年八月に世界最大規模の幼児ポルノネットワークとインドネシアのつながりを指摘したことに背中を押された形だ。
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